放課後等デイサービス業界に
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2023/08/02
放課後等デイサービス事業所様向けセミナー
みなさんこんにちは!
はぐめいとでは放課後等デイサービスや児童発達支援を運営している事業者様に向けて様々な情報を発信しています!
今回は「BCP」についてご紹介させていただきます。
令和3年度の報酬改定にて、全ての障害福祉サービス事業者を対象に、運営基準において業務継続に向けた計画等の策定や研修の実施、訓練の実施等を義務付けられましたが、ご存知でしょうか。
現在(令和5年度)は猶予期間にあたり、令和6年度(2024年4月)から義務化されます。
そこで療育現場の皆様向けのお役立ち情報を発信するメディア「療育のミカタ」を運営する合同会社テラセル様に前回のコラムに続き、『放課後等デイサービスがBCPに力を入れるべき3つの理由』ついてお話しを伺いました。
※ 過去の記事はこちら
▼ BCPに関する良くある3つの疑問
▼ 何から始める?BCP策定のための準備
私たち合同会社テラセルは、児童発達支援・放課後等デイサービスの組織運営・人材採用などに関するコンサルティングを行なっている会社です。
組織運営のコンサルティングに関わる中で、BCP(業務継続計画)の策定や運用に関するサポートにも関わる機会が数多くございました。
その経験をもとに、児童発達支援・放課後等デイサービス向けたBCP作成に関する啓蒙活動や、作成を支援するワークショップを主催させていただいております。
これまでもはぐめいとにて、『BCPに関する良くある3つの疑問』や『何から始める?BCP策定のための準備』と題して、BCPに関する基本的な疑問にお答えし、策定を始めるにあたっての準備についてお伝えしてきました。
今回は「放課後等デイサービスがBCPに力を入れるべき3つの理由」と題し、児童発達支援・放課後等デイサービス事業者が、BCPに取り組むべき理由についてお伝え致します。
まず前提としてBCPの策定と運用は、すべての児童発達支援・放課後等デイサービスに対して、令和6年度(2024年4月)から義務化されます。
策定の義務化が決まったのは令和3年度です。現在(令和5年度)は策定の猶予期間にあたります。 猶予期間も終盤となっており、準備が整った事業者も増えてきたようです。
一方でまだBCPについての理解が追いついていなかったり、短時間の預かりの場である児童発達支援や放課後等デイサービスでは、BCPがそこまで重要ではないのではないか?と思っていらっしゃる事業者も見受けられます。
私たちは、児童発達支援や放課後等デイサービスこそ、BCPに力を入れるべき理由や価値があると考えており、その根拠となる理由が次の3つになります。
児童発達支援や放課後等デイサービスは、発達障がいや知的障がいのある子どもたちの安心できる居場所です。仮に地震などの自然災害によってサービスが停止・休止すれば、彼ら・彼女らの居場所がなくなってしまいます。
記憶に新しい2016年の熊本地震では、避難所において発達障がいのあるお子さんが奇声を上げるなどパニックに陥ってしまい、車中泊をせざるを得なくなってしまったご家族を特集した記事が注目を集めました。
災害が起こったとしても早期に業務を再開し、利用児童たちに安心・安全な居場所を一刻も早く取り戻すために、BCPは必ず大きな力となります。
児童発達支援・放課後等デイサービスがBCPに力を入れるべき1番大きな理由は、これに相違ありません。
小規模の施設である児童発達支援・放課後等デイサービスは、人的資源、つまり人手が限られています。それは当然、災害発生時も同様です。
災害が起こった時には、即座の判断や行動が人的被害や二次被害の抑止に繋がります。
災害時に各々の職員がどのような行動を取るかが、被害やその後の展開を大きく左右するのです。
BCPの策定は、各々のスタッフの役割や行動の方向性を定めることも大きな目的です。
少数のスタッフで運営されている児童発達支援・放課後等デイサービスにとってBCPを策定し運用することは、災害発生時に組織的な動きで被害を最小限に抑えるために、必要不可欠なのです。
BCPの策定は、次の2つの意味で教室の職員を守るためのものでもあります。
・事業所の災害時の判断指標を明確にしておくことで、緊急時に職員に責任を負わせない
・事業所の早期復旧に繋げることで、職員自身の雇用を守ることにもなる
職員にとってBCPの策定は、能動的には取り組みにくい面があるかもしれませんが、質の高いBCPの策定・運用は、職員の協力と参加が不可欠です。BCPが職員を守る側面があることを理解し、積極的に関わりを持ってもらう環境づくりが重要になります。
3つの理由から、児童発達支援や放課後等デイサービスこそ、BCP策定に力を入れるべきと考えます。
1. 変化や突発に弱い子どもたちの居場所だから
2. 小規模・少人数での運営であるから
3. 職員を守るためのものである
是非、BCP策定を通して、自事業所が災害時に地域社会で果たすべき役割や各々の職員が教室内で果たす役割など、改めて話し合うきっかけとしてみてはいかがでしょうか。
合同会社テラセルでは、そんな児童発達支援・放課後等デイサービスの事業者様向けの「BCP作成オンラインワークショップ」を定期開催しております。詳細はこちらよりお問い合わせください。
今回、お話しを伺いしました合同会社テラセル様と株式会社ネットアーツで9月26日(火)に共同オンラインセミナーを開催いたします。
BCPという聞きなれない言葉に「結局何すればよいの?」「何から手を付ければよいか分からない」というBCP初心者の法人様に向けて
「〜義務化まであと半年〜放デイBCP策定のポイントと手順について」と題し、BCP策定の目的や意義、策定にあたってのポイントを解説させていただきます。
児童発達支援・放課後等デイサービスの経営者・管理者の皆様、または法人内でBCP担当となっている方々、必見の内容です。
ぜひ、ご参加ください。
■日時:2023.9.26(火) 10:30~12:00
■参加料金:無料
■講師:合同会社テラセル×株式会社ネットアーツ
■会 場:オンライン会議システムZoomを使用します
入室方法については、お申し込み後メールでお知らせいたします
※内容・時間については変更の可能性がございます。予めご了承ください。
※申込者多数の場合は受付順で人数を制限させていただく場合がございます。予めご了承ください。
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