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放課後等デイサービスにプログラミング療育を取り入れるメリットとは?

2021/02/15

放課後等デイサービス運営お役立ちコラム

放課後等デイサービスにプログラミング療育を取り入れるメリットとは?

みなさんこんにちは!
はぐめいとでは放課後等デイサービスや児童発達支援を運営している事業者様に向けて様々な情報を発信しています!

今回は『放課後等デイサービスにプログラミング療育を取り入れるメリットとは?』と題し、プログラミング教育から子どもたちに身につく力や、療育との相性について詳しく解説します。

実は「曖昧」や「例外」のないプログラミング教育が、発達障がいの子どもたちに相性が良いのではないかとされ、近年注目が高まっています。

プログラムを取り入れた療育とは一体どのようなものなのか、さっそくチェックしていきましょう。

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プログラミング教育はなぜ必修化されたの?

放課後等デイサービスにプログラミング療育を取り入れるメリットとは?


文部科学省が発行する新学習指導要領において、小学校では2020年度から、中学校では2021年度からプログラミング教育が必修化されます。

日常生活の中でもIT技術やAIが活用される場面が増えるなど、情報化社会の流れはますます加速しています。そうした社会に対応していく力を育むため、教育も変わる必要があるのです。

新学習指導要領ではプログラミング教育を必修化することで、「ICTを活用する力」と「プログラミング的思考力」を育むことがその導入の目的とされています。
プログラミング的思考力とは、論理的に順序だてて考える力のことを指し、プログラミングスキル自体の習得ではなく、学習の過程で身につく思考力の育成に重きを置いていることが特徴であります。

実際の学校現場では、既存教科に一部プログラミングの要素を加える形で、年間3~5時間程度のプログラミング教育が加わりました。

一方、学校教育で数時間追加されただけで十分なのかということは疑問視されており、習い事としてのプログラミング学習にも関心が高まっています。

プログラミング×療育が注目されている理由

放課後等デイサービスにプログラミング療育を取り入れるメリットとは?


療育の現場においても、プログラミング教育は注目されています。
プログラミング教育では「例外」や「曖昧」の概念がないため、そうした概念の理解が苦手な傾向にある発達障がいの子どもたちにとっては学びやすく、特性を伸ばしやすいという側面があります。

順序だてて考える論理的思考力や、自己コントロールをする力などを育めることから、将来的な就労スキルとしても期待されています。特別支援学級を含む学校教育の現場で導入されたことによる保護者の関心の高まりも大きな要因です。
 
実際に、ADHD特性がありトイレの流し忘れが多かった小学1年生の児童がトイレトレーニングに成功したという事例があります。
プログラミング学習の中で用いるフローチャートという概念を使って、手順を順序だてて理解をしたことで、一人で用を足せるようになりました。もちろん、トイレトレーニングを前提にした教材ではありませんが、「順番通りに物事を進める」ということが子どもたちの困りごとの解消にも役立てられた事例です。
 
他にも、自閉症の特性を持つ児童がプログラミング教育を通じて自己表現をすることの楽しさを知ったという事例もあります。あまりコミュニケーションが得意でなく、クラスの中でも少し浮いている状態だった子が、緻密に設計されたプログラムを作りお友達から注目をされるように。
その結果、自己肯定感が高まりクラスの中でも発表をしたり、他の生徒にアドバイスをしたりするようになりました。
 
こうした事例だけでなく、様々な場面で子どもたちの成長事例を報告いただいています。「プログラミング×療育」が着実に療育現場に浸透し、子どもたちにも受け入れられている結果かと思います。
 
また、発達障がいのお子さんを抱える保護者からも、「プログラミング」が我が子の自己表現のツールや将来の就労にも役立てられないかと、関心が非常に高まっています。
 
その結果に、プログラミング療育を取り入れた放課後等デイサービスの事業所では、利用児童の増加や保護者満足度の向上につながっています。導入後、利用契約児童が20%も増加したという嬉しいお声を頂いた事業所もいらっしゃいます。

プログラミング×療育の課題

上記のような効果から、プログラミング教育と療育の相性がよいことは認知されつつも、なかなか取り入れることにハードルがあるのも事実です。

プログラミングを教えられる先生がいない障がい特性に合ったカリキュラムを組むことが困難であることなどが、取り入れるにあたっての大きなハードルとなっているようです。

また、放課後等デイサービスの現場では、日頃の業務や子どもたちへの対応の方がどうしても優先度が高くなってしまいます。新しくカリキュラムを取り入れることに懸念を抱えていらっしゃる事業所の方々も多くいらっしゃいます。

放課後等デイサービスにプログラミング療育を取り入れるメリットとは?

STEM BOXとは

放課後等デイサービスにプログラミング療育を取り入れるメリットとは?


STEM BOXは、上記のような課題を抱えた事業所さま向けプログラミング教育の教材です。放課後等デイサービスや特別支援学校などから得た知見をもとに開発し、発達障がいを持つお子様でも理解しやすく、療育の現場にあった教材をお届けできたらと考えています。
 
特徴は、一般的なプログラミング教育のイメージとは違い、ものづくりを通した学習である点です。プリント学習などによる知識重視の学習スタイルではなく、ブロック教材やタブレット教材を使い、主体的にものづくりをすることで子どもたちの創造性を育むことを目的としています。
 
ブロック教材を使い、集中して一定時間製作に取り組むことは、自己をコントロールする力を育むことにもつながります。ADHD特性を持ち、集中してレッスンを受けることが困難であった児童の事例では、「話を聞く」→「つくる」→「探求する」という過程の楽しさに没頭し、落ち着いてレッスンを受けられるようになりました。
 
また、自分のつくったものが作品として仕上がることで自己肯定感の向上につながったり、お友達の作品と見比べて他者理解をしたりできることも特徴の一つです。
実際に、自由製作の時間などでは、自己を自由に表現できるため、子どもたちの個性を伸ばしやすく、今まで気がつかなかった子どもの可能性に気がつき伸ばすこともできます。
保護者の方からも子どもに対して褒めることが増えたというお声もいただいております。
 
プログラミング的思考やスキルだけでなく、子どもたちの社会性の育成もSTEM BOXの開発で大切にしている点です。
 
また、教材をつくるにあたり、どなたにでも教えられて理解しやすい内容であることを重視しています。プログラミング教育を教えられる人がおらず、導入したいけどできないという事業所の方々のハードルを下げられたらと考えております。
実際に教材は紙芝居形式のスライドを用い、どなたでも説明できるようになっています。
 
ご導入頂いている事業所さまからは、子どもたちの成長のご報告もいただいております。集団でプログラミング療育を行うことにより達成感を得られて、協力して取り組むことを楽しいと思えるようになった子が増えたことや、コミュニケーションに難を感じていた子が「分からない」を伝えられるようになったなどの事例をご報告いただいております。
 
集客の面でも、保護者の方々の関心の高まりを受けて、事業所への問い合わせ件数が増加したそうです。

放課後等デイサービスにプログラミング療育を取り入れるメリットとは?

まとめ

学校教育で必修化されたことを筆頭に、プログラミング教育への関心はすごく高まっています。特別支援学級も例外ではなく必修化されたことで、療育におけるプログラミング教育への期待も高まっています。

プログラミング教育とはスキルの育成ではなく、順序だてて物事を考える「プログラミング的思考力」を養うことを目的としており、こうした教育は、「曖昧」や「例外」の世界が苦手な発達障がいのお子様にも相性が良いとされています。

一方、実際の療育の現場では教えられる先生がいない、子どもにあったカリキュラムを組むことが難しいなどの課題があり、取り入れたくてもハードルが高いという現実もあります。

STEM BOXはそうした事業所さまに向けて「プログラミング×療育」に特化した教材を開発しています。子どもたちのプログラミング的思考力を育むことはもちろんのこと、自己肯定感の向上や、他者理解などの力を育むことができたらと考えています。

時代の変化に合わせ、子どもたちに求められる力も変化しています。
療育の現場も変わり続ける必要がありますが、その一つの選択肢として誇りをもち、教材を作り続けられたらと考えています。

今までハードルが高く取り入れたくても取り入れられなかった、この機会に取り入れてみたい、などのご相談も受け付けております。
よろしければホームページよりお問い合わせくださいませ。

>STEM-BOX(すてむぼっくす)の詳しい内容はこちら

より多くの事業所さまとお子様に「プログラミング×療育」の楽しさをお届けすることで、子どもたちが未来を切り拓く力を育めるよう願っております。

さいごに

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